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2009年03月27日
2種類の森

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 昨日に引き続き、今日も川上村からです。
 朝起きると、結構な雨が降っていました。日本一降水量の多い大台ケ原の隣ですから、雨が多くて当然なのですが…。当然山々には杉が植わっているわけで、花粉症の私にはこの時期にあまり来たくない場所です。1~2週間予定が早かったら、来るのを断念してたかもしれません。山の中に入っても普段とあまり変わらず、正直助かりました。
 宿舎を出て、「森と水の源流館」へ行きました。昨日からお付き合いいただいている辻谷館長さんと尾上事務局次長さんが案内して下さいました。

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 森のジオラマとパノラマスクリーンで森や水の活き活きとした姿を見ることができました。他にも川上村の民家を復元した展示がされていました。
 一般の展示を見させていただいた後、辻谷さんと尾上さんから、「和歌山市民の森~今後の方針」についてお話して下さいました。今後必要なのは持続可能な取り組みの工夫と、より多くの様々な属性の方が参加してもらう方法を見出すことのようです。
 これまでの活動の中に、川上村から出前講座で来てくれて、森と水の話をして下さるというのがあります。この出前講座を入り口にして、次は実際川上村に来てもらい、本物を体験してもらうことでより理解を深めてもらうという狙いがあります。

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 そんな森のことを知る話の中で、辻谷さんから「森には2種類ある」というお話を伺いました。1つは原生林、もう一つは人工林で、原生林は決して人間の手を入れてはならない。人工林は必ず人の手を入れなければならない。同じ森でも反対の性質を持っています。人工林に手を入れなければ、地面に日が当たらず、やがては枯れてしまいます。世の中ではしきりに「木を切ってはならない」と叫ばれていますが、切らなければならない木もあるということを教えて下さいました。
 昨日も触れましたが、ちゃんと木を育てるために間引かなくてはなりません。その時に間伐材が出てきます。それを割り箸にして使ってやるのか、丸太のままほったらかしにしておくのかで、全然違います。同じ生きてきた木ならば生かしてやりたいというのが、林業に関わる皆さんの気持ちです。
 川上村を後にし、和歌山へ戻ってきて、夜には岸本周平後援会西和地区の集会があり、お手伝いしてきました。

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