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2007年06月13日
グリーンピア南紀の視察

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 今、年金の納付記録が社会保険庁によって迷子にされ、連日マスコミ等で「消えた年金」問題と報じられていることはご存知のことと思います。しかし、実は和歌山にはもう一つ第2の「消えた年金」問題があります。それは、グリーンピア南紀の払い下げと賃貸借の問題です。今日、東京から超党派の国会議員がグリーンピア南紀の視察にいらっしゃるということで、民主党和歌山県連を代表して、阪口直人さんと一緒に参加してきました。
 年金福祉事業団の合理化政策によって、全国13ヶ所の大規模年金保養基地(グリーンピア)が自治体などに安価で払い下げられました。年金の122億円をかけて建設されたグリーンピア南紀は那智勝浦町と太地町に2億7千万円で売られた(押し付けられた)のです。
 そしてその施設を中国系の会社が運営したいと言い出しました。ここまでは良かったのですが、問題は①運営会社がホテルにはしないと言っていたのに、5つ星のホテルにしようとしている。②大幅な計画変更や進捗の遅れが生じている。③那智勝浦町の持分だけ借りて、山を切り崩して開発しようとしている、などなど。
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 そして、1番の問題は、10年間借りた後、運営会社が譲り受けたいと言えば、それまでの10年で支払った賃料1億6千万円を譲渡のための金額とみなして、それ以上払わなくても良いという点です。どうしてそんな契約なのか、なんでそんな契約を結んでしまったのか、最大の疑問です。それも町が買った値段よりも9千万円も安い。まさに???です。
 そもそも、建設費用の122億円は国民から国が預かった「年金」です。その施設を売るのであれば、同じ値段か、限りなくそれに近い値段でなければ使った年金を回復できません。使った年金を回復させる義務があると思います。バブルや減価償却で目減りするのは仕方ありません。しかし2桁も変わってしまうんでしょうか?建物も老朽化し始めているとはいえ、手を入れれば十分使えます。それは今日見てきたからはっきり言えます。
 勝浦町議会の寺本議長さんが教えて下さったのですが、役場近くのホテルも廃業したものの、3億円ほどかけて改修したら、今はわんさかお客さんが入っていると。なんか素直にうなづけないことが行われています。こうやって年金が「消えて」しまうんやなぁと思ってしまいました。
 私が直接どうこうできないのが残念なのですが、良識ある議会や役場の皆さんにがんばっていただいて、正していただきたいと思います
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