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 この「明日はどっちだ!?」のコーナーでは、山本ただすけの時事問題に対する考えや、政策などについてお話させていただきます。皆様のご意見やご感想をお待ちしています。
なお、文字が赤くなっているところは、リンクになっています。そちらもぜひおいでください。

 「明日はどっちだ!?」の命名についてお話させていただきます。
 政治家や政治に携わる人間は、常に様々な判断が付きまとい、また常にそれを求められます。右か左か、進むのか退くのか、その判断如何によっては、多くの方々の幸せをも左右しかねません。明日はどっちへ行くのか、まさにそのことを名前にさせていただきました。
 

2010年07月23日
シルバーシートにまつわるお話

 今月に入って「シルバーシート」を巡るトラブルが気になったので、それについて書きたいと思います。
 まずは一つ目。
 事件は4月27日の朝8時前に起こりました。長崎市内を走っていた路線バスの車内で、60歳の女性がシルバーシートに座っていた男子高校生らに対して「高校生のくせに、何でシルバーシートに座らんといかんとね」と怒り、顔を数回殴りました。さらに「何で殴るとか」などと反論した高校生を蹴り、傘の先で顔を突くなどしたそうです。結果、高校生は鼻の骨を折るなど、4週間の重傷を負いました。
 この女性は、その後バスを降りて逃走していましたが、7月8日長崎県警に逮捕されました。
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 もう一つは中国のお話です。
 7月16日の16時ごろ、中国四川省でのこと。始発のバス停で出発を待っていた公共バスに、手に杖を持った白髪のおじいさんが乗車してきました。おじいさんがバスを見渡すと座席は空いておらず、4席ある優先席もすべて満席だったそうです。
 普段であれば誰からともなく席を譲ってくれるようですが、いつまで経っても誰一人としておじいさんに席を譲ろうとする者は現れなかったそうです。
 これに怒ったおじいさん。バスが出発する直前、運転手に向かって「席を譲ってくれないなら、発車させません!」とバスから下車し、バスの目の前に立ちはだかりました。運転手は驚いて優先席に座る乗客に向かって「席を譲るように」と呼びかけるが効果なし。結果として警察が出動する騒ぎになってしまったそうです。
 その後、30才代の女性が席を譲ったそうですが、バスは大幅に遅れてしまったようです。
 中国のネット上では、身体を張ってバスを止めたおじいさんより、席を譲らなかった若者に批判が集中しているとか。
 日本でもかなり前に、同じように論争になったような記憶があります。ただ、中国ははっきり言えるようですが、日本では注意した人が刃物で刺されたという事件があったりで、正しいことを言えない雰囲気があります。そういうのは決していい風潮ではありません。
 正していかなければならないですが、かといって刺されるわけにもいかないので、難しいところです。いつから一体、こんなに捻じ曲がってしまったのでしょうか。

 
2010年07月06日
子ども手当の一考察

 事務所で電話番をしていると、時々「民主党は公約を守ってないやないか!」といったお叱りのお電話をいただききます。
 本当はそんなことはないのですが、負の部分しか報道されないということもあり、正直つらい立場です。
 実現した政策の中に「子ども手当」があります。衆議院選挙の時には、とてもいい政策だと思って皆さんにもお知らせしましたし、皆さんも同じように思われたことだろうと思います。
 実際始めてみると、制度的な欠陥や財政的な手当ての難しさが分かってきました。当初、事業仕分けで見つけた無駄の部分を子ども手当の財源に充てると考えていました。しかし、無駄が思ったほどの金額になりませんでした。半額での施行がギリギリなのに、満額での実施はもっと困難だと分かりました。
 また、どの子供に支給するかの資格制限でも課題が見つかりました。国内にいる外国人が、海外に置いてきた養子縁組をした子供数百人分の手当てを求めたという話もありました。結果的には、子の存在を証明できなかったのと現実的でないことから、支給されませんでした。
 誰に支給するのかということは基本中の基本ですので、対象をきっちり決めなくてはならないと思います。海外に居ようとも、日本国籍の子供には無条件で支給すべきだと思います。
 あと、支給する方式は改めるべきだと思います。現金で渡せば本来の目的とは違う用途にも使えます。この点について、党は「保護者の皆さんを信じています」と言います。しかし、他に使われる可能性がある以上、それは良い方法とは言えません。それよりは、直接子供のために使われる方法を採るべきです。
 子供には多くのお金がかかります。乳幼児期にはヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種。保育所や幼稚園では保育料や給食費。小学校・中学校でも給食費や修学旅行の費用、卒業アルバムの費用が必要です。この他にもお金のかかることはあります。
 そう考えれば、親の負担が軽くなる制度にしなくてはならないのでは、と思うのです。私が数人の親に話を聞いた結果、たとえトータルの金額が下がっても、上に書いたようなものの支払いがなくなる方がいいという意見を得ました。
 現金給付は目に見えていいのでしょうが、本当に効果があったかという検証が難しいです。また、自治体の事務的経費的な負担が重いです。
 理念は正しいと思うので、あとは方法論をきっちりと積み重ねる必要があります。ぜひご意見がございましたら、お寄せ下さい。

 
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