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2006年07月 アーカイブ

2006年07月01日

高校生に「仕事」を伝える

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 今日は先輩の紹介で、高校1年生相手に「議員秘書ってどんな仕事?」というテーマでお話をさせていただきました。

 コンサルタント会社に勤めている先輩がボランティアでお手伝いされているOiE(おとな・イン・エデュケーション)という団体があります。詳しくはぜひOiEのホームページをご覧になっていただくと分かりやすいのですが、簡単に言うと、そろそろ進路を決める時期に差し掛かる中高生に、実際社会で働いている大人が自分の仕事について話をし、進路決定の一助になればと活動しているものです。
 今回は私を含め、6人の講師がお話をしました。派遣会社で経営企画をされている方、旅行添乗員、製薬会社にお勤めの方、エアラインスクールを経営されている方、一級建築士と多岐に渡っています。僕もぜひ他の方のお話も聞いてみたかったのですが、しゃべるのと聞くのと両方同時にできないので、残念でした。

 私は今回お話しさせていただくにあたって、「議員秘書になってくれる人を増やしたい」というよりは「政治ってなんだろう?」「政治に興味が持てた」と思ってもらえることに重きを置きました。
 若い人が政治に関心を示していないと言われる中で、近くに政治の現場で働いてる人が来て話をすれば興味を持ってもらえると思いました。
 しかし、何より難しかったのは、生徒さん達に「分かる」ように話をしなければならないこと。専門用語や現場で使っている言葉で話すのは簡単ですが、そうすると彼らの実感からは遠く離れてしまい、興味を持ってもらえません。興味がないと、彼らは簡単に寝てしまいます。
 そこで、学校から修学旅行先を自由に決めていいという条件をもらったと仮定して、「修学旅行に行くならどこ?」というお題を出し、みんなに行きたい場所を国内外問わず出してもらって、手を上げてもらって行き先を決めてもらいました。
 そして、実はこのプロセス自体が「政治」であって、国会や県議会・市議会がしていることは生徒会や学級会でしていることと変わりないことだと説明しました。

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 それ以外には「私が政治家を目指すようになった理由」や秘書の一日の仕事についてお話しました。  今回スピーカーをさせていただいて、自分が駅頭に立って話したり、政策について話しているのは、本当に相手に理解されているのか、疑問に思いました。  自分は政治家になりたくて、中学生のことから新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりして政治に大きな関心を持っていたけど、目の前にいる人が全く同じだけの政治に対する興味を持っているかというと、そうではないんですよね。ましてや、学校での生活が大部分を占める高校生が、自分と同じ興味関心を持っているということにムリがあると分かりました。  話の中身を彼らの生活になぞらえて、物理的だけではなく、僕の立ち位置を彼らと同じフィールドにして話すことがどんなけ大事で、どんなけ難しいか、よく分かりました。  私にとっても貴重な体験ができ、有意義な時間を過ごさせてもらって、感謝しています。

(なんかエラそうに話しています・・・)

2006年07月09日

全国の志士集まる!

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 民主党青年局全国研修会が8・9日の両日に渡って東京の日本青年館と党本部を会場に行われました。私は和歌山県代表として参加させていただきました。当日は44都道府県から84人が参加しました。  今回の研修では、議論をうまく進める方法であるファシリテーションや、初めての人とも打ち解けて話せるようになるアイスブレイクの技術を習いました。  お恥ずかしい話、ファシリテーションもアイスブレイクも知りませんでした。アイスブレイクに至っては「アイスクリームを食べる休憩」だと思っていたぐらいです。

 その後は地域が重ならないようにしてチーム分けをし、実際にファシリテーションの技術を実践する場も設けられました。私がいたのはBチームで8人でした。北は北海道の網走市議、南は鹿児島の青年隊員まで。中には私が以前から知っている人もいて、数年ぶりの再会で驚きました。
 チームが違う人とも、紹介のチェーンでたくさんの方と名刺交換をさせていただきました。それぞれの地域でみんな一生懸命がんばっておられます。党勢的には全国でも弱いほうの和歌山ですが、「負けてられやん、がんばらな!」と決意を新たにしました。

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集合写真はBチームのみんなで撮ったものです。 前段左から大西さん(徳島)、私、金子伊達市議(福島)、荻原さん(神奈川)、後段左から泉ケンタ衆議院議員、三本さん(鹿児島)、国本さん(大阪)、木原さん(大分)、谷村網走市議(北海道)、大畠章宏衆議院議員。 集合写真を撮ってたのはうちのチームぐらいではないでしょうか。それほど結束を固めました。これからもみんなとやり取りをしていきます。

2006年07月15日

ドクターヘリと商店街

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 「ドクターヘリ」というのをご存知でしょうか。  「ドクターヘリ」とは、辺鄙な地域で発生した急を要する傷病者に対して、いち早く治療を開始するために、医師を患者の下へ送り、救命救急センターまで運ぶヘリコプターのことです。  和歌山のように南北に長細く、山間地が多くて、海岸線沿いにしか主要道路が走っていない地理で、南の方で発生した傷病者を救命救急センターまで運ぶ場合、救急車で2~4時間ほどかかるそうです。その間に助かる命も助からなくなってしまうことがあります。  「助かる命は助けたい」というお医者さんの熱意と住民の願いによって、県立医大にヘリが導入されたのは3年前のことです。全国で7番目と非常に早い段階で取り入れられました。現在では9道県10地区で運用されています。そして、国公立大学の附属病院では初めての導入だそうです。  これまでの3年間1000回以上の運行実績について担当のお医者さんやスタッフの方からお話を伺えました。  また特別講演として、元警察庁長官で、現在はドクターヘリの導入を進めるNPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)の理事長でいらっしゃる國松孝次さんが「ドクターヘリの有効性と将来」というテーマでお話下さいました。  國松さんは講演の中で、「和歌山のような遅れたと言っては失礼ですが、遅れた県が先んじてドクターヘリを導入され、機能している。このことは他府県の模範となる。」とおっしゃっておられました。  和歌山のドクターヘリは近畿圏で唯一運行されていて、県を越えて奈良や三重の一部もカバーしている優秀なシステムだそうです。現場の方も色々工夫されたそうです。一人でも多くの命を助けたいという思いが伝わってきました。他の県でも早く導入されるように願うばかりです。今後もこの活動に関わっていきます。

 その後、商店街のまちづくりフォーラムに参加しました。早稲田大学通りの商店会で会長をされていて、先の衆議院総選挙で自民党の比例ブロックで当選された安井潤一郎さんが講師でいらっしゃいました。
 安井さんは、とにかく色々みんなでやってみなければ始まらないとおっしゃって、早稲田の大学生と一緒に色々と活動されたお話をされました。

 今日は勉強になるお話をたくさん聞けた一日でした。

2006年07月23日

和歌山市 夏の陣


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 暑い熱い真夏の戦いです。
 今日から和歌山市長選がスタートしました。全部で6人の候補者が立候補の届出をしました。
 これに2日先んじて、県議会議員の補欠選挙が告示され、2議席に対して3人が立候補しました。民主党も和歌山県議会議員選挙で初めての公認候補を出しました。県議会議員の選挙で民主党が公認候補を出していなかったのは、和歌山だけではないでしょうか。
 政治的にも経済的にも、これ以上遅れを取ることはいただけませんし、現状のまま放置することはもっての外です。かといって、即効性のある方法をとっても麻薬と一緒で、とんでもない副作用が現れます。正直、一足飛びには行きません。
 しかし常々、「何とかしたい」という思いは強くあり、それを持ち続けることが大事なのだと思います。

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 和歌山市の次のリーダーと、県議会での和歌山市の代表を選ぶ選挙は、今月30日投開票です。

2006年07月29日

戦い済んで、日が暮れて

 21日から始まった県会議員の補欠選挙、今日が最終日でした。この9日間、選挙カーに揺られることがほとんどの毎日でした。
 今回の選挙では、2台の選挙カーが走りました。1台は候補者の選挙カー。これは紫色のTシャツを着たクルーが乗り、支援をお願いして回りました。もう1台は公認した民主党の選挙カー。私はこれに乗っていました。
 朝8時から夜8時前までのほぼ半日、和歌山市内を縦横無尽に走り回ります。おそらく「うるさいなぁ」と思われる人も多いと思います。夕方とかラッシュ時間帯をゆっくり走ってて「邪魔やなぁ」と思う方もいらっしゃると思います。
 ベランダから「うるさいっ!」と怒鳴られたり、クラクションを鳴らされたり、耳を押さえながら足早に駆けて行く方も見かけます。本当に心苦しく、気を遣いながら選挙活動をしているのですが、現在の法律で認められた限りある方法で、できるだけ多くの方に投票していただくには、できることを最大限するしかありません。本当に選挙運動って難しいんです。

 今日は最終日でしたので、市内全域を走りました。和歌山市は都市部も田園地帯も抱える街です。
 ビルやマンションを抱える中心部から、市の東部にある田園地帯へ車を走らせると、風が変わるのに気付きました。熱く止まった風から、涼しく動く風へ。田んぼを抜けて車の中へ入ってくる風は本当に涼しいのです。こんなにも違うんやなぁと驚いてしまいました。自然の力はすごいと再認識した一瞬でした。

2006年07月30日

伊太祁曽神社のわくぐり

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 県議補選の期間中、選挙カーを走らせていると、伊太祁曽神社の周辺で「わくぐり 7月30日31日」と書かれたのぼりをたくさん見かけました。  その時から「わくぐりって何?」と思っていて、今日伊太祁曽神社へやってきました。  今までなかなか自分の生活圏でない地域でのお祭りだったので、今年まで知らなかったのですが、毎年行われているそうです。  正式には「茅輪祭(ちのわまつり)」といい、神社で頂く人形に罪や穢れを移して、茅輪を3回くぐり、お祓いをするものです。最後に小茅輪を頂いて、家の玄関にお奉りするというもので、我が家の玄関にもお奉りしています。  なぜ3回くぐるのか分からないのですが、こういう独特の神事には非常に惹かれるものがあります。  来年も忘れずお参りしたいと思います。

2006年07月31日

歴史が動いた日

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 昨日行われた県議会議員補欠選挙で、民主党公認の藤本眞利子さんが60,668票を獲得して、当選させていただきました。  当選の報が入ってきたのが、日付も変わった12時半頃。事務所前でたくさんの支援者の方と喜びを分かち合いました。  この保守王国と言われる和歌山の県議会で初めての民主党議員が誕生した瞬間です。まさに「歴史が動いた日」といっても過言ではありません。  ただ残念なのは、投票率が低かったこと。和歌山市長選と同日であったにもかかわらず、44・42%で戦後最低となってしまいました。争点がないわけでもなく、市の借金(市債残高)が3400億にものぼり、企業で言う「倒産」に当たる財政再建団体転落寸前と追い詰められた中で、借金を返しつつも市民へのサービスは低下させないという、至難の業をどうこなしていくのか。首長や議員に求められるものは厳しくなっていきます。

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 今朝は岸本周平さん、藤本さんと共に駅頭に立ちました。  まず、7時から市駅前で、8時からは和歌山駅前で街頭活動を行いました。両駅共にたくさんの方が「入れましたよ」「これからもがんばって」と声を掛けて下さいました。  さて、いよいよ本格的に走り出します。来年の4月まで残り9ヶ月。一人でも多くの方にご支援いただくよう、お願いしてまいります。自分も「入れましたよ」「これからもがんばって」と声を掛けてもらえるよう、しっかりがんばります。

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