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2012年02月 アーカイブ

2012年02月16日

「夢を追い続けられる」こと

 今朝は国会議事堂内で、党の地域対策協議会があり、出席しました。
 この会は、全国でも様々な課題を抱えている県が選ばれ、それぞれの課題をどう改善していくか、党本部とともに考え、対処していくための組織です。和歌山以外に島根・愛媛・高知・宮崎が選ばれています。
 今日が2回目の集まりで、前回私は出席できませんでしたが、阪口県連代表と出席し、今年県連が取り組むことや党本部への要望事項を伝えました。

 その後は、友人のマスコミ記者と一緒に昼食を食べました。東京へ異動してからしばらく会っていなかったのですが、今の担当がかなり忙しいらしく、会ってすぐに寝不足だと分かるぐらいの暈ができていました。
 永田町から少し離れたところにある喫茶店で、本格ビーフカレーを食べながら2時間近く、友人の今の仕事のことや和歌山のことなど話しました。政界関連では、消費税の増税や社会保障改革、公務員の制度改革など、日々ニュースに取り上げられていることについて、取材しながら感じることなどを聞かせてもらいました。
 そんな話の途中で、どういう流れだったかは定かではないですが、ロストジェネレーション(ロスジェネ)の話になりました。
 ロスジェネとは、直訳すると「失われた世代」であり、1973~1982年生まれの世代を指し、ちょうど社会へ出る時期に、「失われた10年」による不景気によって就職が非常に困難であった年代を指します。1978年生まれの私は、ちょうどこの真ん中に位置します。5年前の初陣の際に「ロスジェネ議員」と名付けられた取材も受けました。
 バブル崩壊のあおりを受けて、不景気の不利益をまともに受けてしまったことから「ロスジェネ」なんて呼ばれたようですが、その世代である我々、少なくとも私には非常に違和感があります。
 何かを失ったかどうかを比較する基準点は「バブル経済」であり、我々世代はほとんどバブル経済の恩恵を受けていない。元々受け取ってもいないものを「失った」と言われることの不快感。未だにバブルの頃からの視点で言われる違和感。後ろ向きの言葉から発せられる影。そういう物事に対して反発する気持ちがあるという点で、お互い一致しました。
 でも、今この世に生きている全ての世代も「ロスジェネ」に思えるのですが。

 夕刻、飛行機で和歌山に戻ってきました。
 隣に座った女性が、窓から見える羽の機構の動きを楽しそうに見ているところから、お話しすることになりました。彼女は大学3回生で、航空会社の客室乗務員(CA)を目指して、目下就職活動中。今日は飛行機の整備場などを見学した帰りだったそうです。
 飛行機の羽が空気抵抗を受ける仕組みや先日テレビでも放映された映画『ハッピーフライト』の話などをしました。一番ビックリしたのがCAの競争倍率。400人の枠に対して200倍になっているそうです。あんまり大きな数字なので、何度も確認したのですが、就職活動している子の情報ですから、間違いないでしょう。
 自分も夢を追いかけて政治家になったので分かりますが、夢を追いかけられる、追いかけることを許される社会がある、状況であることがどんなに幸せなことか、を改めて感じました。そして自分が享受した分を、自分の仕事で社会に返していかなければならないと気持ちを新たにしました。
 CAになったあなたと機上で会える日を楽しみにしている、といったような激励をして、それぞれの帰路に着きました。
 後ろ向きな言葉を拡散するよりも、前向きな言葉を繋いでいくことの方がどんなにいいか、を再認識した一日でした。

2012年02月17日

2月議会開会直前

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 和歌山市議会2月定例議会が24日から開会します。今日はその1週間前で、告示日です。
 朝から幹事長会、議会運営委員会が開かれ、出席しました。午後から全員協議会が行われ、平成24年度の予算についての内示説明がありました。
 これは新年度予算のうち、継続や新規を問わず、市が行う様々な事業について、その内容と予算額、予算の出所(例えば全額市の税金か、国や県の補助金か)について説明されるものです。
 今定例議会では、まず23年度予算について精算などの最終補正を行い、続いて市長から24年度の施政方針を聞き、予算の中身について説明を受けた後、審査に入っていきます。

2012年02月20日

民主党全国青年局長会議

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 今日は東京で、民主党全国青年局長会議があり、日帰りで行ってきました。
 基本は毎年行われるのですが、昨年は統一地方選挙があり、全国から集まりにくいということもあって、延期になっていました。2年ぶりの開催です。見たことある顔から、初めてのお顔まで、様々。ただ、和歌山はずっと私です。
 どうしても2年も間が空いてしまうと、活動が停滞気味になります。党本部の青年局長も津村啓介衆議院議員に交代し、積極的に目に見える活動を展開していきたい、との方針を示されました。
 そこで『青年局宣言』を新たに掲げ、そこにみんなの気持ちを結集して活動していこう、との津村執行部の提案がなされたのですが、各県から色々な意見が出ました。
 私も自分の考えを述べると、執行部から提案されたものが、どうしても基本活動方針的な、小さなところにまとまっていて、『宣言』と言うからにはもっと高尚で理想を掲げるものであってほしいということ。また自分達がそれを基に活動を展開していくのであるから、作るときにはトップダウンでなく、自分達も仲間に入れてほしかった。というものです。
 他県からも同じような意見が出ましたし、また真逆の意見もありました。スピード感を持ってやるには、一々持ち帰ってできない。書かれている中身には問題ない、みんなが乗れるのだからいいじゃないか、など。
 反対反対ばかりでは進まないので、自分の意見を述べた上で、しかし確かにスピード感も必要だから、この場で私がたたき台を提案します!と言って出させていただいたのが、以下の宣言案です。


我々民主党青年局メンバーは、
それぞれの地域において、自らが持つ若い力を発揮し、
住民との対話や協働しつつ、政策提言を行い、
その実現を通じて、次代の日本を担う人となるために、
共に研鑽し、努力し続けることを宣言する。


 残念ながら、私が提案した形で採用されることはありませんでしたが、このような理念を掲げることは、引き続き検討していくこととなりました。
 即興で書き上げたものなので、完成度はそんなに高くありません。少し磨いて、和歌山県連青年局の宣言を近いうちに掲げたいと思っています。
 会議終了後の懇親会では、党本部が実施しているオフィシャルインターンの大学生達と話しました。先週の水曜日15日から始まったそうで、対外的な場に出るのは今日が初めてだったそうです。別に政治家になることを目指しているわけではないが、政治の現場がどんなところか、知ってみたいというのがきっかけだったようです。
 入口がどんなのでもいいのですが、その興味を維持してほしい、幻滅しないでほしい。そのためには我々が生の姿をさらすことも必要ではないか、見られる覚悟も当然持つべきだと思いました。
 懇親会の途中で失礼をし、20時15分羽田発の飛行機で帰ってきました。

2012年02月24日

2月定例議会が開会

 2月定例議会が始まりました。
 この時期の議会では、今年度の最終補正予算と、4月からの新年度予算を審議します。まずは今年度の最終補正予算から。
 最終補正予算とは、3月で年度末を迎えるため、人件費の精算や、行った事業の費用や入札で安くなったお金などの帳尻合わせをするために行うものです。「入ってきたお金」と、「出て行ったお金」と「手元に残っているお金」を足した金額が合わないとおかしいですよね。それを最終的に合わせることを、最終補正と言います。
 今日の本会議では、この最終補正予算案についての説明が行われました。本会議が終わると、幹事長会、議会運営委員会(議運)が開かれ、週明け以降の運営方法などについて話し合いました。
 最終補正予算案の審議が終わると、4月からの平成24年度当初予算案についての審議に入っていきます。当初予算案審議の一番初めは、市長の施政方針演説から始まります。
 施政方針とは、市長が新年度予算を組むに当たって、「こういう点を大事にした」とか「こういう考え方でこんな政策を実行したい」という、理念や方向性を示すものです。税金の使い道を決めるにあたっても、何も考えず、思いや考えもなく決めることはありません。
 例えば、大阪市の橋下市長は、大阪市内でも西成区へ重点的に、世代ではお年寄りを切り捨てるわけではないけど、子供や若者世代にお金を多く使いたい、との方針を出したと、新聞で読みました。必ず何か考えがあって、予算を振り分けるわけです。
 家庭の中で考えるともっと分かりやすいかもしれません。昨年テレビの地デジ化が実施されました。実施前に、手元に何に使ってもいいお金が10万円あり、今あるテレビが地デジに対応していないとします。洗濯機は調子悪いし、節電のために太陽光発電システムを付けたい。しかし、もうすぐテレビが見られなくなる。どうしようか・・・
 『テレビが見られなくなるのは困るから新しいテレビを買おう』と考えたことが、市長でいう「施政方針」であり、『そのために10万円を使おう』というのが「予算案」になります。
 テレビを買いに行ったら9万8千円にしてくれた。2千円余ったので通帳に入れておこう。これが「補正予算」になります。分かりやすいでしょうか?

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 議運の後は、テレビの収録です。写真は収録前の準備風景です。スーツの襟にピンマイクをつけてもらっています。
 テレビ和歌山で、代表質問のダイジェストとともに、各会派幹事長のインタビューも放送されます。その収録がありました。
 正直、少し緊張しました。議場で話したり、街頭でマイク持って話したりしても、あまりなんともないんですが、人ではない無機質なカメラのレンズ相手となると、どうもいつもと勝手が違って、非常にやりにくかったです。途中で言うことが飛んでしまって、カンペを読んでしまいました。きっとたどたどしいと思います。
 ぜひ放送をご覧下さい。

2012年02月28日

告知がほとんどになっちゃいましたが

【告知①】「税と社会保障の一体改革」意見交換会を開催します。
日時 2012年3月3日(土) 14時~16時
場所 中央コミュニティーセンター(和歌山市三沢町1丁目2番地)
講師 長妻 昭 前厚生労働大臣・衆議院議員
事前申し込み不要です。奮ってご参加下さい。

【告知②】市議会代表質問の模様がテレビ・ラジオで放送されます。
代表質問のダイジェストとともに、各会派幹事長へのインタビューも放送されます。
放送時間は次の通りです。
☆テレビ テレビ和歌山
 3月2日(金)21時~22時(1時間)
 3月3日(土)14時~15時(1時間)
☆ラジオ 和歌山放送 AM1431
 3月2日(金)22時30分~23時50分(80分)
 3月3日(土)19時30分~20時50分(80分)
3月2日が代表質問の日になっています。傍聴もできます。私の質問は最終バッターの5番目で、13時以降になります。

 さて、今日の市議会は、平成23年度の最終補正予算案を、それぞれ受け持ちの委員会で審査をしました。
 ようやく代表質問の原稿も書き終わり、あとは市当局との調整が主になります。

2012年02月29日

もうけもんの一日

 4年に1度のうるう年、今日はうるう日の2月29日です。
 本当なら3月1日になってるはずですが、今年は1日おトクです。なんかそう考えると、いいと思いませんか?

 市議会は、23年度の最終補正予算案の審査が昨日終わり、幹事長会で議事日程の調整が行われました。引き続き議運が行われ、各委員長からの報告を基に、討論の申し出を受け、明日の本会議の議事日程を確定します。
 明日の本会議では、23年度の最終補正予算案の採決と、24年度当初予算案について、市長からの施政方針が示され、一般会計はじめ特別会計や議案の説明が行われます。
 あさっての代表質問の準備も大詰めです。

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