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2009年05月 アーカイブ

2009年05月01日

1期目の折り返し

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 今日から5月です。私も30才でいられるのがあと28日になってしまいました。議員にならせていただいて2年、残りの任期も2年と折り返しになりました。次期も続けさせていただけるよう、しっかり頑張って参ります。
 今日の午前中から市役所にいました。お客さんが訪ねて来られたり、電話で用事を頼まれ、その処理をしたりしていました。
 夜にはJC青年会議所の委員会が開かれました。今日の議題は、ぶんだら節に参加する際の山車作りについて、うちの委員会が行う交流事業の進捗状況、6月7日に行う「わんぱくフェスタ」の役割分担を決めました。
 委員会終了後の夕食の場で、5月に誕生日を迎えるメンバーのお祝いがあり、私も祝っていただきました。よく分かってくれていて、ベストショットの写真も撮ってくれました。ありがとうございました。
 最初は「JCなんか…」と思いながら入りましたが、一緒に色々なことをやっていれば、つながりもでき、分かることもあります。せっかくいただいた縁も大切にしながら、活動を続けていきたいと思います。

2009年05月03日

食博覧会へ行きました

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 24時過ぎに家へ帰ってきて、風呂に入ったりして今です。5月2日の日記ですが、日付は1日進んでいます。
 今日は朝から大阪南港のインテックス大阪で行われている「09食博覧会・大阪」へ行ってきました。今までなら南海と地下鉄で行くのですが、今回は車で行きました。高速も混んでいませんでしたし、駐車場へもすんなり入れました。しかし、車で行ったことを後で後悔するのですが…。
 会場に到着して、まず全館をざっと見て回りました。インテックスの全館だけでなく、ピロティーまでステージが設置されていたりで、ざっと見るのに2時間もかかってしまい、かなり歩き疲れました。

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 ちょうど今日、13時からVIP対談ということでステージで、橋下府知事、宮崎の東国原知事、仁坂知事がそれぞれの特産物をアピールしました。写真は仁坂知事がケンケン鰹をアピールしているところです。
 仁坂知事の両隣のお二人が結構しゃべるので、おとなしい仁坂知事が緩衝材になって、案外バランスが取れたなぁと思いました。東国原知事が、北海道の花畑牧場と提携して作ったマンゴー味の生キャラメルを橋下知事と一緒に聴衆に配っていたとき、和歌山の梅干を前列の報道陣に配っていて、なかなか天然のいいキャラを出していました。
 それにしても驚いたのは、東国原知事の「宮崎LOVE」さ加減です。人の話の中でも何でも、宮崎の産物をアピールすることにつなげる姿勢には脱帽です。ここまでやり切ったら、誰からも文句は出ないし、もっと言ってほしいとなるのでしょうね。
 会場には日本全国の特産品や世界の料理、新製品などが販売されていました。地酒や焼酎、地ビールや海外の限定ビール、ワインなどもあり、ここで車で来たことを後悔しました。当然お昼も会場内で食べ、私は幻霜スペシャルポークの豚串炭火焼と富士宮焼きそば、海外のアイスを食べました。

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 16時過ぎに南港を出て和歌山へ。今度はよさこい祭りのコーディネーター会議です。18時に招集がかかっていましたが、実際始まったのは18時半でした。
 早く終わろうということで18時スタートだったのですが、議論が白熱して、結局23時40分に終了となりました。
 真剣にやっているので仕方ないですし、そうなって当然だとも思います。それぞれの人が持っている想いをぶつけ合えば、時間がかかります。
 ということで、日付が変わっての更新となりました。

憲法記念日の今日に

 9時から支援者のお年寄りの家の模様替えをお手伝いしてきました。
 日々の生活の中で不便を感じたりして、改善したいと思っても、お年寄りだけではどうすることもできません。男手4人が集まって、たんすの入れ替えや粗大ゴミの搬出をお手伝いしました。
 12時過ぎに家へ戻り、お昼を食べてから県文で行われるJC青年会議所主催の憲法タウンミーティングに参加しました。
 前半は社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」から2人が来て、憲法を題材に色々なコントを披露して下さいました。
 後半は「国民投票法って何?」というテーマで、和大の堀内秀雄先生をコーディネーターに、鶴保参議院議員、松原弁護士、会社経営をしている宮田さんがパネリストとして参加され、議論が行われました。
 憲法改正というと、どうも「9条」の話に収束してしまいがちですが、本来はもっと他の条文についても考えなくてはならないことがあるように思います。確かに戦争はしたくない。しかし、その前にもっと日々の生活に直結したことの憲法改正について、話をしなくてはならないように思います。例えば、少し前にこのブログでも取り上げた第25条生存権の問題。これはかなり重要になると思います。
 会場からの質問に対して、鶴保議員がムッとした顔をされて、それを堀内先生がなだめるというような場面もありました。
 来年に5月に施行される国民投票法について知っていただき、憲法についてもお考えいただければと思います。

2009年05月04日

バカ企画会議に参加

 メールで連絡をいただいたときは「一体どんな会議や?」と思いました。題名が「第1回バカ企画会議@和歌山」となっていましたから、見た人は誰でもそう思うでしょう。
 普通なら得体の知れないものを触りにいく必要はないのですが、ものすごく興味が沸いてしまい、出かけていってしまいました。
 会場は本町のragtimeというライブハウスでした。14時半から始まるので、10分ぐらい前に着いたのですが、正直何となくつかめない雰囲気。
 時間となり、主催者である竹田君が登場。会の趣旨を少し話した後、和歌山出身の若手お笑い芸人のりちゃんとともやんがライブで、会場を和ませてくれました。
 しかし、ライブが終わったとたん、また会場は元のちょっと硬い感じに。竹田君が出てきて、自分の生い立ちやこの会議を開くに至った経緯を話してくれました。中学まで和歌山市にいて、高校から東京へ行き、大学を卒業してこの春に和歌山へUターンしてきたそうです。Uターン組という点では自分と同じだなぁと思いながら、話を聞いていました。
 バカ企画会議になったのは竹田君が、地域の活性化は「よそもの・わかもの・ばかもの」でできるという話を聞いたからだとか。私も別府オンパクの方の講演を聞いたときに、そのフレーズを聞きました。そこで、よそものとわかものはいるから、あとはばかものだけだと言うことで、バカ企画会議になったそうです。
 その後、休憩を挟んで、全員が輪になって自己紹介をしました。それぞれに思っていることを話して、あっという間に時間オーバーでした。
 1回で何か結論が出るわけでもなく、焦って出そうともしていませんし、回を重ねたら何かできるかなぁと思っています。
 和歌山にもそんな若者がいたこと(といっても、私は自分のことを若者の域に入っていると思っていますが)をうれしく思いました。

2009年05月05日

こどもの日にちなんで

 毎年こどもの日になると、今年の子どもの数が発表されます。
 今年の子どもの数(15才未満人口)は昨年より11万人減って1714万人となり、28年連続減少となったそうです。
 総人口1億2760万人に占める子どもの割合は13.4%と、これも過去最低で35年連続の低下となったそうです。
 和歌山県で見ると、県人口に占める子どもの割合は13.1%と、やや全国平均を下回っています。また65歳以上の老年人口が占める割合は26.1%と、子どものほぼ倍となりました。孫1人に対しておじいちゃんおばあちゃんが2人いる計算になります。
 国も少子化対策といいながらも、決定打は未だ出ていません。それ以上に、経済状況が悪くなって、夫婦共働きで食べていくのがやっとで、子どもまで…というのが実情ではないでしょうか。
 仕事を増やして、安心して生活していけることが、一番の少子化対策だと思います。公共工事を増やして仕事を作り出すのもいいですが、どうしても継続性に欠けます。そうなると、重きを置くべきは医療や介護になると思います。
 特に介護は、老年人口が増えていくばっかりで、今の時点でも追いつかない状態です。最も人手不足に喘いでいる業種ではないでしょうか。
 風が吹いたら桶屋が儲かるではないですが、お年寄りを大事にすれば子どもが喜ぶ。そんな社会を創っていかなくてはと思います。

2009年05月06日

驚くほど

 昨日今日と、電話が1回も鳴らず、とても静かな日でした。
 おかげさまで色々と雑事ができました。ありがとうございました。
 私も含めて、ほとんどの方が、今日でゴールデンウィークが終了です。
 明日からまたがんばりましょう!

2009年05月07日

休み明け

 ゴールデンウィークがほぼ終わりました。まだ一部には今日明日と有休を使って、残り4日休みの方もいるかもしれません。
 最長で16日間、半月ですから、社会復帰できるんですかね。ペースが狂っちゃうと思います。
 市役所に行きましたら、休み中の新聞がドッサリ。全部目を通して、気になる記事は保存します。5月2日の毎日新聞朝刊に載った記事も見ました。結構顔が大きく載ってました。現物がも一つなんで、これ以上男前にならないのが残念ですが…。
 今日、シンポジウムのパネリストのお話をいただきました。詳しいことが決まりましたら、お知らせさせていただきます。

2009年05月08日

今日の動き

 朝から政治スクール第2期開講の準備や、よさこい祭りのチラシの準備、バリアフリー工事の問い合わせなどがありました。
 役所に入ってからは、児童扶養手当と障害者年金の併給ができないために、その差額を支給するようになった制度について、発案の議員と制度について議論しました。

2009年05月09日

チラシの作成

 今日は午前中からよさこいの事務所で、6月に配布する予定の、お祭りPRとボランティアスタッフ募集のチラシの原案を考えました。
 一人では心許ないので、詳しい人に手伝ってもらって(ほとんどやってもらって)書き上げました。慣れていないと案外難しいもので、昨年のチラシを下敷きにして、本当に必要な情報と必要でない情報の取捨選択や、同じ情報でもどう書けば分かりやすいかなどを考えます。あとはこちらの意思を伝えて、デザイナーさんにお願いします。
 11時から始めましたが、下書きやら段組やらで、結局13時ぐらいに終わりました。簡単ではなかったです。もう一つ、ガイドブックの見開き2ページも担当していますが、そちらも順次片付けていきます。
 終わった後は、市役所へ。政策の話をするための資料作りをしました。普段からアンテナを張っていないと、案外引っかかってこないものです。街頭演説などでお披露目させていただきます。

2009年05月10日

今日は警備部会

 今日はよさこいの実行委員会に新設された部署「警備部会」の初会合がありました。
 警備部会では、祭りが円滑かつ安全に行われるために、観客の誘導や導線の確保について研究し、計画を練って、祭りの当日に実行します。
 私がいただいた役割であるスタッフ担当コーディネーターの下には、お祭りスタッフ部会と警備部会があります。この2つの部会は密接に関係していますし、他の部署との連携も重要です。中だけでなく、外では警察や市役所との折衝もあります。
 重圧に苦しみながらも、支えられて何とかやっていけてます。

2009年05月11日

新規道路の政策決定について

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2009年05月12日

大々的に代表選挙をやろう!

 昨日の15時過ぎ、小沢代表が代表辞任の意思を固めたと、東京にいる先輩秘書から連絡がありました。17時から小沢代表の記者会見が行なわれ、私もテレビでその模様を見ていました。
 辞める時期がどうとか、辞めるべきかどうかについて、論じるつもりはありません。
 ただ、残念ながら、今回のことで民主党に対する風向きがだいぶ変わったのは事実です。この選挙区の岸本周平さんも『風に頼らぬ、「岸本周平」個人の政治活動をして』こられたとのことで、考え活動されています。候補者にそう考えさせてしまうだけの影響はありました。
 現在の報道では、16日に衆参両院の国会議員で両院議員総会を開いて、新代表を決めると言う段取りになっているようです。しかし、このやり方は国民市民に見えにくいやり方だと思います。この逆風を追い風に変えるためにも、党員・サポーターの投票によって、新代表の選挙を行なうべきではないかと思います。
 全国で代表選挙街頭演説を行なって、候補者同士で政策を戦わせ、来る総選挙へのマニフェストの土台を作っていく。市民の関心も一気に高まるし、民主的で透明な決め方だと思います。
 私は大々的に代表選挙をやるべきだと思いますし、そう提案したいと思います。

また、よさこい話です

 今日もちょっと「よさこい」ネタになってしまいますが、ご了承下さい。
 午前中から市役所にいて、色々と原稿を書いたり、チラシのゲラを校正したりしていました。
 午後イチに、紀州お祭りプロジェクトの西平会長とともに、昨年のお祭りで何かとお世話になった企業へ、今年もよろしくというお願いに行かせていただきました。
 先方さんは、快く引き受けて下さり、改めて詰めのお話をさせていただくことになりました。こんな不況の時期に、広告協賛とともに人的にもご支援下さるのは、とてもありがたいことです。
 その後は市役所へ戻り、夕方まで居りました。夜にはスタッフ部会がありました。6月からお祭り当日にお手伝いいただくスタッフさんを募集するチラシの作成や、ガイドブックの中のスタッフ部会の活動紹介のページをどういう内容にするかを話し合いました。

2009年05月13日

和歌山市人事委員会の勧告

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和歌山県連のことは無視ですか?

 昨日からの引き続きで、民主党の新しい代表を決めることについてです。
 今日のニュースで、民主党岡山県連は独自に党員・サポーターを対象とした代表選予備調査を実施して、その結果に比例させた形で、国会議員票を配分すると報じていました。
 このやり方は、あくまで国会議員のみで決めることを可とした考え方に則って進められています。配分できるだけの国会議員票がある、つまり国会議員がいる県連はそれでいいでしょう。
 では、和歌山県連はどうか。国会議員は一人もいません。私達が予備選挙を行ったところで、それを反映させるところがないのです。では、私達和歌山県の民主党員・サポーターの意思はどうなってしまうのか?東京からは全く無視されています。
 毎年毎年党員・サポーターを集めろ集めろと言ってきて、それぞれが支持してくれる人を増やしているのに、支持支援者の気持ちを汲もうという見かけだけで、実際は一切汲もうとしない。
 権力者が恣意的に決める代表選挙こそ、全くもって民主主義ではない、ファシズムと言っても過言ではないでしょう。
 党所属の市議会議員がこんなこと書いて大丈夫なんか?と思われるかもしれませんが、これぐらい書いて党から除名させられる党なら、端からない方がマシです。そんなのは「民主党」じゃありません。中身と看板が違うときは、看板を下ろすか中身を替えるかのどちらかしかない、と岩國哲人代議士がよく、出雲市役所を引き合いに出しておっしゃってました。
 やはりここは、国会議員だけでなく、これから戦おうとする公認候補、そして各県連にも一票を投じる権利を与えるべきです。そして、代表選挙を慌ててやらない方が良いのではないでしょうか。
 本当の「民主党」になってくれることを願います。

2009年05月14日

昨日と今日のこと

 まずは昨日の動きからです。
 12日の夜に行ったよさこいのスタッフ部会でメンバーに見てもらった、スタッフ募集用のチラシ原案に色々な意見が出てきました。それらを精査し、まとめて記入して、デザイナーさんにお渡しし、修正をお願いしました。
 午後イチは市役所へ、よさこいでお世話になる県警備業協同組合の理事長さんが来て下さり、1時間ほどお話させていただき、色々な情報交換をさせていただきました。
 夜にはよさこいの実行委員会があり、前日行ったスタッフ部会での話の中身や、警備部会の初会合の様子を報告させていただきました。

 さて、今日ですが、朝はデザイナーさんから修正の入ったチラシの案を受け取り、プロジェクトの副会長と今年の展開について色々と意見交換をしました。
 市役所に戻り、12時からはクラブ総会が行われました。22日から始まる臨時議会に向けて、議会に提出される予定の議案について、幹事長から報告がありました。
 昼からは支援者のところを数軒回りました。帰り道に偶然、宮前駅の前で支援者と会いました。どうも最近夜になると宮前駅の周辺が物騒になっているとのことで、近くの中学校の教頭先生や交番から警察官が3人見に来ていました。たまたま私がそこを通りがかって、お話を伺いました。
 以前からも相談を受けていて、できることはお手伝いさせていただいているのですが、なかなか解消とまでは行かないようです。今後もできることの提案をさせていただこうと思います。
 その後、市役所へ戻って打ち合わせや、県連で今週末に行う第2期政治スクールの準備をしました。
 ちょっと今、色々なことが重なってきて、かなり忙しくしんどい状態です。でも、若いからまだまだ大丈夫な気がします。

2009年05月15日

わぁーと!手づくり市場2009の出展者募集

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ちょっと落ち着いた

 今日の朝イチはよさこいのチラシのことで、デザイナーさんと電話でやり取りをし、最終稿へ。これで、大きな仕事が一つ片付きました。山はまだいくつもやってくるんですが…。
 その後、デザイナーさんと会い、原稿を確認して、出稿をお願いしました。
 それから、私を応援してくれている経営者の方のところへ行ってきました。和歌山で商売されている方は、経済の沈滞ぶりを毎日肌で感じておられます。色々と勉強されていて、私も色々と教えていただきましたし、また和歌山市のことについて、現状をお伝えしたりして、2時間ほどお邪魔させていただきました。
 お店を後にし、市役所に入って新聞を読んだり、新聞記者からの取材を受けたりしました。
 お通夜が2件あり、お参りさせていただいた後、JC青年会議所の同期会「08会」が行われ、参加しました。

敵に塩を送られる

 血は水より濃しと言います。やはり兄弟だから、党派を超えて気になったのか、それとも最大の嫌味か。
 民主党の代表選について、鳩山総務大臣が「他党のことですから、それほどくわしく情報はわかりませんが、幅広く党員等の声を聞くようなやり方をなぜしなかったのかなと」と述べたそうです。
 また続けて、兄の鳩山幹事長が民主党代表に選ばれた場合、「かんぽの宿と同じで、出来レースでは印象悪い」とおっしゃられたとか。
 話した時の感情として、兄弟として、対峙する政党構成員として、どちらのウェイトが大きかったのか分かりませんが、同じように思っている人が多いでしょう。
 他の大臣も「昔の自民党と同じようで、時代に逆行している」と発言されています。
 敵からご指導をいただきました。うれしいやら、情けないやら。自民党にとっては、今回の透明感のないような代表選挙をやってくれることが、チャンスになるのでしょう。
 残念ながら、私には未だに腑に落ちません。

2009年05月16日

第2期政治スクール 開講!

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 今日から政治スクールわかやまの第2期が開講しました。
 第1回目の今日は県連のメンバーで講義を行ないました。まずはじめに藤本眞利子県連代表から開講の挨拶をしていただきました。
 続いて、第2期の塾長を務める玉置公良和歌山第3区総支部長から挨拶と共に、県議時代に取り組んで来られた、熊野古道を世界遺産に登録する取り組みから、環境についてお話いただきました。
 その後、岸本周平第1区総支部長から、なぜ政権交代が必要なのかなどについて、お話いただきました。

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 それからは、休憩を挟んで車座になって、自己紹介、というより他己紹介をしていただきました。今回も年齢・業種バラバラのメンバーが集まりました。初めての試みで、時間設定を誤ってしまいましたが、なんとかいけました。
 それから、受講生の皆さんに、どのような講義を受けたいかをお伺いしました。受講生の中には選挙に出馬を目論んでいる方もいて、少し候補者養成講座のような要素も入れて欲しいとの要望がありました。全部を変えるというわけにはいきませんが、そんな講座も入れていくことにしました。
 また、公開講座も行いますので、ご参加下さい。

2009年05月18日

平成21年度入札・契約制度の改正について

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一通の葉書

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 先程、市役所で執務中に一通の葉書が届けられました。裏をお見せすることはできませんが、中身はお礼状でした。
 市民の方から、ある会館を利用して毎月短歌の会をやっているのだが、年寄りは足の勝手が利かなくて、和式の便所ではしんどいので、洋式にして欲しいとの要望がありました。
 市当局と掛け合った結果、年度末で予算の調整が付けば工事をするとの回答をいただきました。また私も依頼主に対して、和式トイレを全部洋式にすることは予算上叶わないので、複数台あるうちの1台だけで堪えてほしいとのお願いをし、了解していただきました。
 そうして、洋式トイレへの改造が済んだわけです。1年生議員なんで、手順勝手が分からず、時間がかかりましたが、喜んでくれる方がいらっしゃるので、やって良かったと思います。
 ただ、このことで、自分が「現場主義」に徹しきれなかったという課題を知ることになりました。その点は、今後改善していきたいと思います。

 市当局から、平成21年度入札・契約制度の改正について報告が来ておりますので、データベースに置いておきます。
 これから、よさこい祭りのコーディネーター会議があります。それでは行ってきます。

2009年05月19日

質疑の準備

 さて、昨日の最後に書いていました、よさこい祭りのコーディネーター会議ですが、20時から始まって、終わったのが夜中の1時でした。色々と議論をしていたので、頭は冴えていましたが、身体は疲れました。
 今日は役所にいました。22日から始まる臨時議会で、市当局から出される議案に対して、質疑を行うための準備をしました。
 「質疑」はいつも私がやっている一般質問とは違い、市当局から出された議案の中身を客観的に聞くもので、自分の意見を言うことはできません。
 例えば、今回の場合、昨今の経済状況の悪化に伴って、人事院が国家公務員の夏のボーナスを0.2か月分凍結、つまり減らすことを内閣に対して言いました。
 そこで和歌山市の人事委員会も県内の状況を調査した結果を受けて、人事院の勧告に従って、和歌山市職員の夏のボーナスも0.2か月分凍結すべきだと市長に答申しました。
 その答申を受けた市長は、市議会に対して職員のボーナスの一部を凍結する議案を提出し、やっていいかどうかの審議を求めます。
 審議のために必要な情報として、凍結の目的、0.2ヶ月という月数をはじき出した根拠、また現在一般職で3%、管理職では5%の給与カットとの整合性をどうするのかなど、客観的なことを質疑として聞きます。自分はこういう理由で0.1ヶ月にすべきだ、などということは言えません。
 質疑の答えを受けた上で、この議案に対する可否を決定します。そのための質疑の準備です。夕方遅くまで市当局とやり取りしました。
 明日は東京です。

2009年05月20日

久しぶりの古巣

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 お昼の飛行機で関空から羽田へ。夕方の講演会まで時間があるので、永田町の国会議員会館へ向かいました。写真の真ん中やや右にあるのが現在の議員会館。その両側で建設中なのが新議員会館です。ものすごく大きい建物が建設されていて、驚きました。来年には完成するそうで、1つの部屋は現在の数倍の広さになるそうです。
 まずは古巣の岩國哲人事務所へ。今日は地元の日程があり、代議士は国会にいらしてませんでしたが、後援会の事務局長がいらっしゃいました。私の最近の話や、私が秘書をしていたときの昔話などしました。
 秘書時代にとてもお世話になった、岩國事務所隣の三井辨雄先生の秘書さんとも久しぶりにお会いし、最近の私の話や和歌山の情勢についてお話しました。
 他にも衆参合わせて数箇所行かせていただきました。次は総選挙が終わった後で、ぜひ祝杯を!と言って別れました。

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 神保町まで移動して、言論NPO主催の「市民社会フォーラム」に参加しました。今回のスピーカーは前総務大臣の増田寛也さんでした。
 少し前にもお話を伺いましたが、今回は少し切り口が違ったので、参加させていただきました。全部で2時間余りでしたが、増田さんの講演が1時間弱、残りは会場との質疑応答で、かなりの議論ができました。
 地方分権・地域主権をどのように作り出すのか、私達市民の持つその意識から変えなくてはならないことを提案されていました。議員の頭の中も今までとは違う考え方を持つことが求められているように思いました。

2009年05月21日

東京から戻りました。

 東京から帰ってきました。普段はリムジンバスで和歌山まで帰るのですが、今日は久しぶりに南海電車で市駅へ帰ってきました。
 市駅から歩いてそのまま市役所へ。明日からの議会で、市当局から答弁の修正とかあるかと思ったのですが、特にありませんでした。民主党県連へも行ったりして、夕方まで居りました。
 お通夜にお参りさせていただいた後、2つの会合へ呼んでいただいていたので、行かせていただきました。

2009年05月22日

臨時議会開会

 今日から臨時議会が25日までの日程で始まりました。
 市当局から、提出された議案の提案説明が行われ、私を含めた3人が議案に対する質疑を行いました。
 私は2番目で出たので、前の人と質問がだいぶ重なってしまい、市長に同じことを答えさせてしまいましたが、議員間での質問の調整はしないので、仕方がありません。
 夕方には連合和歌山主催の親睦ボウリング大会に参加してきました。住金関連会社の方と同じレーンになり、2ゲームでの勝負。92-109のトータル201でした。

2009年05月23日

恩師の死

 今日の午前中は家の周りの溝掃除です。明日が一斉清掃の日になっていますが、天気が悪そうなので、今日掃除しました。
 午後からは市内の日本語専門学校に通っている外国人留学生の皆さんとの交流会があり、参加してきました。できるだけ一人ずつ出身だったり、和歌山の感想を聞いたりしました。
 その後、よさこいの事務所に行き、少し事務仕事をしました。当日のボランティアスタッフの申し込みがもう来ていました。ありがとうございました。まだまだ受け付けています。よろしくお願いいたします。
 今夜、同じ隣保班に住む恩師のお通夜に行ってきました。小学生の頃、そろばんを習っていて、私に指導してくれた先生です。その先生との話は改めて書きます。ご冥福をお祈りします。

 最後に告知です。世界禁煙デーである5月31日にフォーラムが行われます。私も報告者及びパネリストとして参加します。お時間がございましたら、ぜひお出かけ下さい。

「世界禁煙デー」フォーラム2009 in和歌山
日 時  2009年5月31日(日)午後1時30分~午後4時
場 所 和歌山市本町2丁目1番地 フォルテワジマ4階 第2会議室

参加対象者 健康問題に関心のある一般県市民、健康福祉関係者、医療従事者等
参加費 入場無料

第1部 基調講演 13時30分~
講  師 原田 久 先生(医師、日本禁煙推進医師歯科医師連盟運営委員)
演  題 「神奈川県受動喫煙防止条例制定までの道程」

報  告 山本忠相 和歌山市議
             (全国禁煙推進地方議員連絡会西日本担当代表世話人)
      「公共的施設の禁煙条例を全国に広げよう」

第2部 意見交換会 14時50分~
テーマ 「和歌山県における禁煙タクシーの実現に向けて」
発言予定者 井手口   貢(空いろタクシー統括責任者)
         原 田   久(医 師)
         山 本 忠 相(市議会議員)
         森 岡 聖 次(湯浅保健所所長)
         マスコミ関係者
コーディネーター 浦   光 良(和歌山県教育庁)

主 催・問い合わせ先 たばこ問題を考える会・和歌山
          和歌山市六番丁43番地 ハピネス六番丁ビル5階
             TEL 073-422-1858 FAX 073-422-1857

共 催 日本禁煙推進医師歯科医師連盟和歌山県支部
後 援 和歌山県、和歌山市、和歌山県医師会、社団法人和歌山県歯科医師会、
   和歌山県保険医協会、和歌山県保健所長会、社団法人和歌山県薬剤師会、
   社団法人和歌山県看護協会

2009年05月24日

恩師を見送る

 昨日も少し触れましたが、同じ隣保班に住む恩師が亡くなり、今日彼岸へと見送りました。
 最近はどうだったのか分かりませんが、先生もかなりのヘビースモーカーで、肺がんで入院中にお見舞いに行かせていただきました。
 私は先生にそろばんを習っていました。今思えば、正直言って真面目な生徒ではありませんでした。よくサボりましたし、サボるが故に上達せず、級も全然上がりませんでした。
 しかし先生は、よく終戦前後の事を話して下さいました。先生が「ニイタカヤマノボレ」を打電したこと。零戦乗りになって、いくつもの敵機を落としたこと。終戦後、電車の中で、敵機を探す鋭い眼の動きのために、警官にスリと間違われたこと。そろばんとは関係のない話を私にしてくれました。それがとてもうれしかったのを、昨日のことのように思い出されます。
 もう一つ、先生はとても特徴のある声の持ち主でした。自分とは全然違うその声が好きでした。時間を計りながらそろばんの問題を解くときに、先生が「はい、よーい、始めっ!」と野太い声で告げる、その声と言い方が好きで、よく真似ていました。
 私が進学し、東京に行きで、近所でありながら、少し疎遠になっていました。先生と再会したのは、私が選挙に出ることを決めたとき。まずはご近所へご挨拶をして回ったときに、10年以上ぶりの再会でした。私が当選したときも、先生はとても喜んでくれました。
 その次にお会いしたのは、病院のベッドの横でした。少しやせられていましたが、それ以外は何も変わっていませんでした。そのとき、先生は私にお願い事をされました。私にとっては容易いことでしたが、結局それが、唯一、最初で最後の先生からのお願い事になりました。最後まで不出来な教え子である私に、愛情を注いで下さいました。残念ながら、私がお返しできたのは、この一つだけとなりました。
 棺の中で、先生は笑顔でいらっしゃいました。最後に先生の手に触れてお別れをしたかったのですが、花に埋もれていて、叶いませんでした。
 眼を閉じると、先生の大きな背中が浮かんできます。悔やんでも過ぎた時間は戻りません。今までにいただいた色々なことを記憶に刻んで、これからも生きていきます。

 豊田茂雄先生に、感謝と哀悼の意を込めて。

2009年05月25日

直川用地企業進出者の申請状況について

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5月臨時議会閉会

 今日まで臨時議会です。10時から本会議が開会されました。
 今回の議会では、すでにマスコミでも報じられている通り、臨時の人事院勧告に伴う、市職員の夏のボーナスを0.2か月分凍結するものなどです。
 市の財政が苦しいのは分かっているものの、職員も生活者であり、簡単に給与やボーナスのカットはできません。先に私が行なった質疑でも、検討するとの回答を市当局からいただきましたので、今回の議案については、条件付で賛成しました。
 午後からは、民主党と友好関係のある団体の幹事会に参加してきました。近々勉強会も行なわれるので、そちらにも参加しようと思います。

2009年05月26日

親知らず

 朝イチは歯医者へ行ってきました。左上の親知らずが少し腫れて、処置をしてもらいました。
 その後は市役所に居て、新聞のスクラップや書類の整理を行ないました。
 夕方には、民主党と友好関係のある団体の役員会に参加してきました。
 20時からはよさこいのスタッフ部会がありました。まもなく皆さんのお宅にも、市報わかやまと一緒に、よさこい祭りの案内と当日スタッフ募集のチラシがお手元に届くと思います。ぜひ、ご参加下さい。

2009年05月27日

いよいよ和歌山市でも

 和歌山市でも新型インフルエンザの患者が確認されました。
 5月16日に神戸で高校生の感染が分かってから、兵庫県内、大阪府内へと一気に広がっていきました。和歌山で発生するのも時間の問題かと思っていました。今日、いよいよ来たかと思いましたが、今回分かった患者さんは、ハワイへ行っていたとのことで、兵庫や大阪で感染したのではないようです。
 とすれば、兵庫・大阪で広がったインフルエンザは、まだ紀伊山脈を越えていないと思われます。山の力は偉大です。
 新型インフルエンザの正体が分からないときは、警戒してもしすぎることはありません。誰しも得体の知れない相手は怖いものです。しかし、正体が見えてきた今、改めて冷静に行動しなければなりません。致死率100%のウィルスを相手にするのと同じ戦い方では、少し重過ぎます。
 24日の日曜日に、私が良く見ている読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」に、新型インフルエンザの専門家として外岡立人先生が出演されていました。2週前にも出演されてたそうですが、そのときに「新型インフルは怖くない、マスクは役に立たない」と言って、ウェブ上でかなり叩かれたそうです。
 しかし、ある芸能人の夫も、海外の空港でマスクをしているのは日本人だけ。海外ではマスクをしている人は、自分がインフルに罹っていると意思表示しているようなもの、とブログで書いていました。
 実際、全国でマスクが不足しています。和歌山市内でもとんと見かけなくなりました。タミフルやリレンザがありますから、重症になりにくい状況ですが、変異する可能性もあると言われています。しかし、これだけ広がれば、通常のインフルエンザ対応とし、これからは第2波、第3波への備えをすることが重要だと思います。
 和歌山市のインフルエンザ対応についてはこちらをご覧下さい。
 今日の午前中はよさこい祭りへの協力のお願いに、県青少年育成協会へお邪魔しました。午後は市役所やよさこいの事務所にいました。
 夜はよさこいの実行委員会があり、昨日のスタッフ部会の報告などをし、必要な事柄については協議しました。

2009年05月28日

他人の話はよく聞くこと

 タイトルに書いたとおり、その昔学校や身内に「ひとの話はよく聞きなさい」と言われたのを思い出しました。
 昨日国会で行われた鳩山代表と麻生総理の党首討論。始めのうちはよかったものの、段々と野次が大きくなり、二人の声が聞き取りにくくなりました。
 今日になって自民・民主の両党が、野次を自粛しようとの話になったそうです。肝心の話が聞こえなくなると言うのは本末転倒です。そこで思い出されたのが、最初の言葉でした。
 大の大人が、それも国会議員が、党首討論を分かりづらくするまで野次を飛ばすと言うのは、どうなんでしょうか?
 少し前に読んだ本で、野次は何でも飛ばせばいいと言うものではないと書いてありました。個人攻撃はもっての外、野次は「言い得て妙」、味がなくてはならないと。
 野次のない国会も寂しいですが、何でもありの野次もうっとおしいだけですね。

2009年05月29日

議員定数と議員報酬

 今日マスコミから取材を受けました。議員定数と議員報酬についてです。まずは発端となった出来事を記した記事をご覧下さい。

和歌山市自治会連絡協:市議の定数削減を 議長に要望書を提出/和歌山

 和歌山市自治会連絡協議会は25日、市議の条例定数(40人)の削減を求める要望書を、遠藤富士雄議長に提出した。要望書は「行財政改革に取り組む本市では、大幅な削減は民意であり、実施する意義は大きい」と主張。市内42地区の連合自治会長全員の署名を添えた。
 連絡協の杉山清一会長(65)によると、先月から3回の会議を重ね、総意として提出を決めた。次回市議選までに定数削減と議員報酬カットを実現するよう求めた。杉山会長は「市議が何をやっているのかが住民に見えない。以前から削減を進めているのは分かるが、自ら進んで努力してほしい」と話した。遠藤議長は「少数意見の反映も大切だ。極端に減らして、地域に密着した仕事ができるかどうか。検討します」と述べた。
 市議は現在39人。議会事務局によると、条例定数は40人で、法定上限より6人少ない。定数削減の条例改正は82年以降4回あり、07年には定数を2人減らした。【安藤龍朗】
毎日新聞 5月26日朝刊

 さて、ここからは私の意見です。
 まず議員定数の削減ですが、生活者が望むなら10でも20でもいいと思います。ただ、そこまで減らした後、本当に生活者の声を市議会が受けきれるか。声が大きい人の意見ばかりが通ってしまうのではないか。また、不都合が出て、再び増加させた場合に、誰が責任を取るのかという問題があると思います。不都合が出て、生活者が割を食ったと言う点で、責任を取ったという考え方もできます。
 私は個人的に生活者1万人に議員1人が適正ではないかと思っています。しかし、本当に議員一人が1万人の声を聞き切れるかといえば、かなりしんどいと思います。そういう意味では、生活者5千人に議員1人でもいいのではないかと思いますが、これは感覚的なもので、はっきりとした根拠はありません。
 次に議員報酬のカットですが、現在和歌山市議会議員の報酬は66万円となっています。この数字は市報わかやまなどで公表されていますので、隠すつもりはありません。そこから所得税、住民税、会派の維持費などを差し引かれて、手取りで約46万円です。これ以外にも国民健康保険料、国民年金保険料の支出があります。
 私の場合、両親と妹の4人暮らしですが、報酬の一部は生活費に充てられます。後援会活動にもお金が要りますし、次の選挙に向けた資金も置いておかなくてはなりません。住まいは親の持ち家なので、家賃は要りませんが、結婚して居を構えるとなるとまた費用が要ります。正直、今でトントンです。
 私の場合は「職業政治家」ですから、議員報酬が収入の全てです。中には本職と兼業してらっしゃる方もいます。その場合は余裕があるかもしれませんが、私にはありません。兼職が良いか悪いかは、私には判断が付きません。しかし、私にとっては議員の仕事でめいっぱいです。

 今回の和歌山市自治会連絡協議会からの要望について、いくつか申し述べたいことがあります。
 まず、議員定数の削減を主張するなら、何議席にすべきなのか、根拠も含めて示すべきだと思います。政策形成や制度設計の際、「~する、なぜなら~だから」と言うのが基本です。ですから、和歌山市自治会連絡協議会には「市議会は〇〇議席にすべき、なぜなら~だから」と政策提案をしていただきたいと思います。これは議員報酬についても同じです。
 また、議員の大幅な削減は本当に「民意」なのかどうか。「民意」とは一体どこにあるのでしょうか。和歌山市自治会連絡協議会は「民意」の一部ではありますが、「民意」の全てではありません。「民意」が非常にあやふやです。
 和歌山市自治会連絡協議会は「市議が何をやっているのかが住民に見えない。」とおっしゃっておられます。「見えない」のと「見てない」の落差はとても大きいと思います。市議会は委員会も含めて、全ての会議が公開されています。協議会の皆さんは、年4回行われる議会のうち、何日傍聴にいらっしゃってるのでしょうか?
 また、和歌山市自治会連絡協議会の皆さんが求める「見える」市議会議員の仕事ってどういったものなのでしょうか?”理想”の「見える」市議会議員の仕事、議員像を示すべきだと思います。
 私も委員として入って作成している「市議会だより」。市議会だよりがどういう手段で生活者の下に配られ、年に何回発行されているのかすら知らなかった協議会のメンバーもいたと聞いております。
 2年前の選挙では投票率が48.32%、有権者の2人に1人も選挙に行っていないのです。選ばれるべき政治家の方に、魅力がないとか、問題点があるかもしれません。それなら白票を投じればいいのに、投票にすら行っていない、権利を自ら捨ててしまっている状況です。
 先日読んだ北海道大学の山口次郎先生の著書にあった文章を少し引用させていただきます。

権利の上に眠るなかれ

 近代の民主主義社会では、様々な権利が保障されている。しかし、権利を持っているだけで、それを使おうとしなければ、権利そのものが消滅してしまうという仕組みもある。たとえば、民法に時効という制度がある。あなたが友達に金を貸したとしよう。あなたはその友人に対して債権を持つ。つまり、期限がきたら金を返せと要求できる権利を持つ。しかし、その友達が借金を返さず、あなたもそれを放置して、返せという意思表示をしないまま十年が過ぎると、債権は消滅してしまう。つまり、あなたは借金を返せと言う権利を失い、友人は借金を返さなくてもよくなる。踏み倒しが合法的に許されるのである。この制度を時効という。もちろん、貸した側が返せと言いさえすれば時効は中断され、時効の時計はまたゼロに戻る。
 とはいえ、借りたものは返すのが当然であり、借金をした側が長い間だんまりを決め込んでいたら、借金が帳消しになるというのは不当な話のように思える。
 この点について、政治学者丸山眞男は次のように説明している。
 時効制度には、「権利の上に長く眠っている者は民法の保護に値しない」という趣旨が含まれている。「請求するという行為によつて時効を中断しない限り、たんに債権者であるという位置に安住していると、ついには債権を喪失するというロジックのなかには、一民法の法理にとどまらないきわめて重大な意味がひそんでいる」と丸山は言う。日本国憲法第12条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」と書かれている。債権者が請求という行為を怠っていれば、金を返してもらえなくなるのと同じように、主権者も権利を行使する、政治に参加するという行為を怠っていれば、政治に対する発言権も決定権も失うという警告を、この条文は発しているのである。

(山口次郎著 『若者のための政治マニュアル』講談社現代新書 P142~P144)

 私達は知らず知らずのうちに投票権だけでなく、あらゆる権利を捨ててしまっているです。ですから、投票率が100%か、限りなくそれに近づけば、その民意に従いたいと思います。また、そうでなければならないとも思います。
 今回、私がこのようなことを書いたことで、和歌山市自治会連絡協議会の全員を敵に回したと思います。当然、その覚悟をした上で書いています。私は市議会議員の仕事を命懸けでやっています。私は2660.581票をいただき、選んでいただいた議員の一人です。言うべきことは言わなければならない、そのようにも思っています。
 こんなことを書けば、ネット上で晒されるかもしれないですし、異論・反論をお受けすることになります。喜んでお受けします。徹底的に議論しましょう!ご意見をお待ちしています。

2009年05月30日

世界禁煙デー記念シンポジウム

 今朝は民主党県連の常任幹事会が行われました。
 総選挙に向けての準備についてはもちろんのこと、党本部から来られる役員の受け入れについて、各自治体議会での審議、県連としての活動報告などが行われました。
 常任幹事会が終わってから、バスで和駅に移動です。ものすごく天気が良くて、その上、部活の練習試合か何かで移動する学生さんの熱気がすごくて、バスの窓はほとんど開いていました。
 和駅からリムジンバスに乗り、関空から羽田へ。
 東京で行なわれた世界禁煙デー記念シンポジウムに参加しました。今回のシンポジウムでは、特別講演としてリンボウ先生こと作家の林望先生が「私の非喫煙の論-タバコの害はタバコの害だけではない-」と題してお話して下さいました。

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 林先生のお母様もヘビースモーカーで、ガンになってタバコを止められたそうです。その時から、林先生にとってタバコが仇になったとおっしゃっておられました。その感覚は私と一緒でした。
 タバコを吸うこと、また受動喫煙が及ぼす健康被害だけでなく、家族にも健康被害だけでなく経済的被害ももたらすと言うことを、分かりやすくお話し下さいました。
 林先生の講演の後行われたパネルディスカッションでは、神奈川県で制定された受動喫煙防止条例を中心に、医師、飲食店の経営者、弁護士、神奈川県議会議員が受動喫煙の危険性や防止策について話しました。
 東京で色々な情報をいただきました。明日、和歌山で行われるシンポジウムでも一部披露したいと思います。

2009年05月31日

和歌山での世界禁煙デー

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 東京から戻ってきまして、今日は和歌山で行われた世界禁煙デーのシンポジウムに参加しました。昨日は単に聴衆だったのですが、今日は発表者およびパネリストとしての参加です。
 まず、日本禁煙推進医師歯科医師連盟運営委員の原田久先生が東京・三鷹からお出でて下さり、「神奈川県受動喫煙防止条例制定までの道程」と題して、神奈川県での禁煙活動の取り組みから条例制定に至る活動をご紹介いただきました。
 続いて私が、全国禁煙推進地方議員連絡会西日本担当代表世話人として、和歌山や県外の活動についてお話させていただきました。
 和歌山は2002年4月に教育施設での敷地内禁煙を実施、昨年には未成年喫煙防止条例を制定しました。しかし、一番おいしいところを神奈川に持っていかれて、和歌山も先を走っていたのですから、3点セットを揃えて、追いつくべきだというお話をしました。
 その後は、「和歌山県での禁煙タクシーの実現に向けて」という題でパネルディスカッションを行いました。和歌山は全国で10府県残った、タクシー内禁煙未実施の県のうちの一つです。売り上げが落ちるという話を聞きますが、実際実施している県では、売り上げは変わっていないそうです。
 今回は市内で禁煙タクシーを営業されている空いろタクシーの責任者の方に来ていただいて、お話を伺いました。また、市内でも大手の会社の社長さんが来られて、ご出身の大分での禁煙タクシーについても伺いました。
 やはりタクシーも公共交通であり、バスと同じように社内禁煙になるべきです。まだまだ道半ばですが、一日も早く全面禁煙のタクシーになるよう、活動していきたいと思います。

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